2025年4月29日のTBS系『マツコの知らない世界』で放送された、バリスタコーヒーの世界をまとめたのでご紹介します。
コーヒー消費が世界第4位の日本、バリスタコーヒーの魅力
日本は世界でもコーヒーの消費量4位で、アジア最大級のコーヒーイベントが開催されたり、バリスタの世界大会でも上位を席巻しています。
またおしゃれなカフェで飲めるバリスタが淹れるスペシャリティーコーヒーとスイーツがブームになっています。
世界が認める超一流農園で作るフルーティーなコーヒ豆を紹介
コーヒーの木は、北緯25度、南緯25度の熱帯地域で栽培されています。この地域を「コーヒーベルト」と呼んでいます。
ですが、同じ品種でも育つ国や栽培方法でフルーティーさが変わってきます。素人目には見た目も同じでどれを選んでいいのかわかりずらいのもあります。
番組ではコーヒーが苦手な若い人にオススメのコーヒー豆を紹介してました。
タミル・タデッセ アロベリー(マスカットの香り)
生産国はエチオピアになります。エチオピアは9世紀ごろにコーヒーノキの自生を発見したことからコーヒー発祥の地と言われています。生産量も多く世界第5位、人口の1/5がコーヒー生産に関わっています。
アロ村という標高2380mの高地で栽培されているコーヒー豆が「タミル・タデッセ アロベリー」(3000円/100g)です。生産者のタミルさんは、最も優れたコーヒーを決める国際品評会「カップ・オブ・エクセレンス」で1位を獲得した凄腕の方です。
アロベリー豆は、通常の豆よりも小さいのが特徴です。コーヒー豆を育てる環境が標高が高く、気温が低いため、ゆっくり熟しながら成長するため、マスカットのようなフルーティーさが凝縮されます。
また、生成方法はナチュラルと呼ばれる方法で、コーヒーチェリーを果肉ごと乾燥させてから脱穀します。これにより香りがさらに際立ちます。
Coffee Wrights 蔵前 タミル・タデッセ アロベリーが飲めるお店
蔵前駅から徒歩2分。レトロな雰囲気のお店では、スイーツも人気で一番人気は「黒糖バナナブレッド」(580円)と「タミル・タデッセ アロベリー」(1,000円)がよく合います。
アクセス
★Coffee Wrights 蔵前
★住所 東京都台東区蔵前4-20-2
★電話番号 03-3863-3320
★営業時間
11:00~16:00(土日祝 10:00~17:00)(定休:月・火)
エルパライソ ライチロット(ライチの香り)
生産国はコロンビア、栽培の特徴は山の斜面にコーヒ畑があります。その傾斜はなんと40度。
山の斜面で栽培すると、標高が高いため日中に霧や雲が発生し日差しを和らげ、果実が日光に当たるのを制限することで身の生育がゆっくり行われ糖度があがります。
生産しているのはエルパライソ農園です。この農園が独自で行っているコーヒー豆の処理方法が、果肉がついたまま空気に触れさせず発酵させて、果肉を取り除きもう一度発酵させるダブルアナエロビックファーメンテーションという先端技術を施しています。
マツコさん曰く、ライチのような香りもするけど、白檀のような香りもするという独特なコーヒーのようでこんなコーヒー初めて飲んだというくらい特別なコーヒーなのかもしれないです。
コーヒーもちょっとした気候や育てた土地で香りも味も変わってくるなんて奥が深すぎです。
イーストファーメンテーション ハニー(ピーチウーロンの香り)
今最も注目しているコーヒー豆は、中国・雲南省で生産されている「イーストファーメンテーションハニー」です。雲南省は、コーヒーベルトの北端に位置し、プーアール茶などお茶の産地で有名な土地です。近年ではコーヒーの生産地として急速に知名度を上げ、中国産コーヒーの90%が雲南省で作られています。
ユアン・イー・ユアン農園で作られるコーヒー豆が「イーストファーメンテーションハニー浅煎り」です。ここの作り方はイースト菌などを混ぜたコーヒー専用の酵母を加え150時間発酵します。発酵後は洗浄せずにそのまま乾燥、まるでワインのような酵母発酵を行うことで芳醇なピーチウーロンティーのような香りを引き出しています。
COFFEE POST(久保町) イーストファーメンテーションハニーが飲めるお店
本川越駅から徒歩2分
ここでいただけるスイーツは自家製ロータスチーズケーキ(550円)、人気No.1の自家製プリン(600円)などイーストファーメンテーション ハニー浅煎り(800円)との相性はgood!
アクセス
★COFFEE POST Honkawagoe
★住所 埼玉県 川越市新富町1-1-5 栗原ビル1F
★電話番号 080-6045-0661
★営業時間 10:00 ~ 19:00 不定休(ほぼ無休)
一流バリスタが淹れてくれるカフェ&美味しいコーヒーの淹れ方の紹介
コーヒーは同じ豆を使っても淹れる人で味がまったく変わります
コーヒー豆は淹れる人で味が全然違うということで、バリスタの師匠と番組スタッフが淹れたコーヒーの飲み比べをしてみたところ、豆の香りが際立っていて旨味を引き出しているそうです。淹れ方によって全然味が変わるとは奥が深すぎです。豆はパナマ産「ラ・ウエリア ロット2(1杯/3500円)」でした。
UNLIMITED COFFEE BAR
とうきょうスカイツリー駅から徒歩1分
バリスタと相談しながらコーヒーを淹れてくれるお店です。
ここのお店のオーナーのバリスタ 松原大地さんは、日本人初バリスタ世界大会決勝の審査委員も務めたことのある実力者です。
美味しいコーヒーの淹れ方のコツ
「最初は中心から「の」の字を書くように内側から外側へ
途中からは外から中心に注ぐ」
対流を作り全ての粉がお湯に触れ均一に抽出できます
そんな松原さんが淹れてくれるスペシャリテはコロンビア・エル・ディビィソ(2,000円)です。
香りが飛ばないようにポットで淹れてくれます。
アクセス
★UNLIMITED COFFEE BAR
★住所 東京都墨田区業平1-18-2
★電話番号 03-6658-8680
★営業時間 火・水・木・金
12:00 – 18:00L.O. 17:30
土
10:30 – 19:30L.O. 19:00
日・祝日
10:30 – 19:00L.O. 18:30
月 定休日
FINETIME COFFEE ROASTERS
小田急線 経堂駅徒歩2分
季節ごとのスペシャリテコーヒーを味わうことが出来るお店です。
このお店のバリスタ 竹中さんは、抽出技術を競うJBrCファイナリストになった方です。
そんな竹中さんのスペシャリテは、エチオピア・ウォルカ・サカロ(ライプドチェリーウォッシュド)(700円)です。
アクセス
★FINETIME COFFEE ROASTERS
★住所 東京都世田谷区経堂1-12-15
★電話番号 03-5799-4130
★営業時間 12:00 – 19:00
定休日-不定休
tsukikoya coffee roaster 山の上店
神奈川県横須賀市 金沢八景駅から車で15分
店内はお茶室をリノベーションした和テイストな空間です。
ここのバリスタ 田村さんは、第1回雲南コーヒー品評会に唯一参加した方です。この方の凄いところは焙煎方法のやり方が、湿度や気温など日々天候を読んで焙煎度合いを調整しますが、全部手作業でやって火力を調整しています。しかも10秒後とって神業としか言いようがありません。
そんな田村さんのスペシャリテは、コロンビア-infused honey-浅煎りウィラstrawberry(990円)です。
アクセス
★tsukikoya coffee roaster 山の上店
★住所 神奈川県横須賀市浦郷町3-51
★電話番号 046-876-8988
フランクリンズカフェ
★フランクリンズカフェ
★住所 栃木県那須郡那須町大字寺子乙688-5
★電話番号 0287-74-2066
★営業時間 月・火・木・金・土・日
11:00 – 20:00
水 定休日
+Anglge Coffee works
★+Anglge Coffee works
★住所 東京都江東区三好1-7-14 リトルトーキョー 3F
★営業時間 水・木・金・土・日
11:00 – 05:00
定休日 月・火
★行き方 清澄白河駅 徒歩3分
最後に小学3年生の俊介君が淹れてくれたコーヒーを飲んでました。
コーヒー豆は「雲南デーホン トラディショナル ナチュラル こきひ」です。
淹れ方も独特でお湯を注ぎながら混ぜて淹れてました。そうすることで味にムラなく抽出できるそうです。味はすっきりして飲みやすいそうです。師匠も俊介君の成長に感慨深い一言「育ったなぁ」っと。
マツコの知らない世界「バリスタコーヒーの世界」(2025/04/29放送)
放送局:TBSテレビ
毎週火曜日 午後8時55分~
出演者:マツコデラックス